イワスゲ(読み)いわすげ

世界大百科事典(旧版)内のイワスゲの言及

【スゲ(菅)】より

…高層湿原に生えるスゲには美しいヤチスゲC.limosa L.や細くとがった果胞が放射状に並んだミタケスゲC.michauxiana Böcklr.ssp.asiatica T.Koyamaがあり,岩場には小穂の色や形の美しいスゲも多い。たとえば濃褐色でふさふさした楕円形のタヌキの尾の感じの小穂をつけるタヌキランC.podogyna Fr.et Sav.と,それを小型にしたコタヌキランC.doenitzii Böcklr.やミヤマアシボソスゲC.scita Maxim.,褐色で細い小穂のイワスゲC.stenantha Fr.et Sav.等がある。スゲ類は分布が狭く,生態的にもすみわけがはっきり決まっていて,雑草化しているものは一つもない。…

※「イワスゲ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android