インターリーブメモリー
メモリーアクセスを高速化する技法の1つ。インターリーブを行なう場合、メモリー全体を複数のブロックに分割して管理する。CPUがあるブロックへアクセスし始めたら、同時に次にアクセスされそうな別のブロックへのアクセスを開始させる。CPUによる最初のアクセスが終わるころには、すでに別のブロックがデータ転送できる状態になっているので、CPUは遅滞なくデータを転送できる。もちろん、アクセスされそうなブロックの予想が外れたら、CPUは待たされることになる。 たとえば偶数アドレスと奇数アドレスでブロックを2つに分けてインターリーブを行なえば、CPUが順序よくメモリーをアクセスしていったときにメモリーアクセスは高速化される。この場合、ブロックは2つだから2ウェイ・インターリーブと呼ばれる。ブロックの数を増やしていくほどインターリーブの効果は上がるが、コストも比例して増加する。PC互換機の場合、メインメモリーや外部キャッシュメモリーで2ウェイ・インターリーブが採用されていることがある。
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