イースター・エッグ(読み)いーすたーえっぐ

世界大百科事典(旧版)内のイースター・エッグの言及

【卵】より

…またユダヤ教徒は過越の祭に復活と来世を示す卵を食べたが,習俗としてキリスト教徒へも伝えられた。とくに復活祭には色を塗った卵〈イースター・エッグEaster egg〉を贈りあい,後には子どもの遊びになった。イギリスでは〈卵転がしEgg rolling〉や卵のスプーン運び競技,ドイツでは野原に隠したイースター・エッグを探す遊び,アメリカでは菓子やチョコレート製の卵を子どもたちに配ったり,卵を打ち合わせて割れないほうが相手の卵をもらえる遊びの〈ニッキングnicking〉などが行われる。…

【鳥】より

…これがバレンタイン・デー(2月14日)の起りで,この日に鳥が愛をささやき始めるといわれる。また復活祭にイースター・エッグEaster eggで遊ぶ習慣もここに由来するようである。アメリカ・インディアンの伝承にも,彼らに最初の穀物をもたらすハチドリやコンドルの話があり,創世神話や農業起源説話でも重要な役割を果たしていることが認められる。…

【復活祭】より

…このときユダとよぶわら人形を焼く地方もあり,この火をユダ焼きとよぶ地方もある。また,復活祭当日の朝に卵(イースター・エッグ)を食べたり,色を塗ったゆで卵を贈り合う習慣があるが,卵は復活の象徴と考えられている。アメリカ合衆国では復活祭の翌日(イースター・マンデー)に,ホワイト・ハウスの庭で子どもたちの卵ころがし大会が行われる。…

※「イースター・エッグ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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