イーチャン(宜昌)地区(読み)イーチャン(英語表記)Yichang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イーチャン(宜昌)地区」の意味・わかりやすい解説

イーチャン(宜昌)〔地区〕
イーチャン
Yichang

中国華中地方,フーペイ (湖北) 省西部の地区。2市5県と2自治県から成り,行政庁はイーチャン市にあったが,人口急増とともにイーチャン市が省轄都市として独立したため,チーチョン (枝城) 市に移った。大部分はターパーシャン (大巴山) 山脈に続く山地であり,中央をチャン (長) 江がシーリン (西陵) 峡を刻んで東流し,東部にリヤンフー (両湖) 平原の一部が開ける。平原ではイネ丘陵では茶が主作物で,山地は木材を産する。人民共和国成立後,地下資源の開発が進み,石炭,チャンヤン (長陽) トーチヤ (土家) 族自治県の鉄などの鉱山が開かれた。人口 343万 1448 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android