ウィンドギャップ(英語表記)wind gap

翻訳|wind gap

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィンドギャップ」の意味・わかりやすい解説

ウィンドギャップ
wind gap

風隙ともいう。尾根筋にあって,かつては河川流路の一部であったものが,隣接する別の河川に浸食され,地形的に鞍部になっている場所。浸食力の強い河川によって,上流部の流域を失った河川の谷頭部にみられる。下流の旧流路の谷は,河水を失い河流のない河川となる。このような状態が生じるのは,断層運動によることもあるが,多くの場合河川によって浸食速度が異なることによる。河谷発達に伴う谷の生存競争といえる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android