ウィーン法学派(読み)ウィーンほうがくは(英語表記)Wiener Rechtsschule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィーン法学派」の意味・わかりやすい解説

ウィーン法学派
ウィーンほうがくは
Wiener Rechtsschule

ウィーン大学教職についていた頃の H.ケルゼン (主として第1次世界大戦直後の 10年間) を中心にして形成された法哲学上の学派。ケルゼンの純粋法学が思想的中核をなしていたが,この学派の A.メルクル,A.フェアドロス,E.カウフマンなどはそれぞれ独自の法理論を展開していった。ケルゼンを通じて日本に与えた影響も大きい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android