ウイットねじ(英語表記)Whitworth screw thread

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウイットねじ」の意味・わかりやすい解説

ウイットねじ
Whitworth screw thread

イギリスの J.ホイットワースが発案した (1834) ものを基礎とする三角ねじ。かつてはウイットウォースねじと呼ばれていた。ねじ山角度が 55°,基準山形としておねじの外径寸法がインチ寸法 (分数) で表わされ,ピッチが1インチ (25.4mm) あたりの山数で規定された。イギリスの産業革命に伴って生れたねじで,その後世界各国に広まったが,ユニファイねじと ISOインチねじが制定されるに及んで,国際資格を失った。 JISでは 1968年3月をもって廃止している。

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