世界大百科事典(旧版)内のウェルニッケ=マンの肢位の言及
【片麻痺】より
…それらと拮抗する筋群である上肢の屈筋群,下肢の伸筋群には痙縮を生じ,上肢を屈曲させた位置から急に伸展させたり,下肢を伸展させた位置から急に屈曲させると,折りたたみナイフのような抵抗を感ずる。その結果,麻痺側では上肢は肘関節で屈曲し,下肢は全体に伸張しやや外旋した尖足位となる特有の肢位をとる(ウェルニッケ=マンの肢位Wernicke‐Mann’s posture)。歩行時は足先は外へ半円を描きながら進む。…
※「ウェルニッケ=マンの肢位」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」