デジタル大辞泉
「ウォルコット」の意味・読み・例文・類語
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ウォルコット
Walcott, Derek
[生]1930.1.23. カストリーズ
[没]2017.3.17. ケープエステート
セントルシアの詩人,劇作家。フルネーム Derek Alton Walcott。父は水彩画家,母はアマチュア演劇家という芸術一家に生まれる。ジャマイカの西インド大学に学び,教師,ジャーナリストを経て,1958年から 2年間ニューヨークで演劇を研究。のちトリニダード・トバゴに移住し,演劇の発展に尽力した。1992年カリブ海地域では初めてのノーベル文学賞を受賞。イギリス形而上詩人の影響を受けた初期の詩集『詩,25』Twenty-five Poems(1948),カリブ海地域の文化的混沌状態から新世界の構築を目指す詩集『漂着者』The Castaway(1965),自伝的要素の強い『もう一つの生』Another Life(1973),『幸福な旅人』The Fortunate Traveller(1981),『オメロス』Omeros(1990)がある。また詩劇に『モンキー山の夢』Dream on Monkey Mountain(1967),ミュージカルに『セビールのいたずら者』Joker of Seville(1975)など。
ウォルコット
Walcott, Charles Doolittle
[生]1850.3.31. アメリカ,ニューヨーク,ミルス
[没]1927.2.9. アメリカ,ワシントンD.C.
アメリカの古生物学者。合衆国地質調査所所長。古生代カンブリア紀の三葉虫化石と地質層序を研究した。 1879~1907年の間,合衆国地質調査事業に参加。 07年,ワシントン D.C.のスミソニアン国立自然史博物館館員となる。主著に"The Cambrian Faunas of North America" (1884) がある。
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「ウォルコット」の意味・わかりやすい解説
ウォルコット
詩人,劇作家。西インド諸島(当時英国領)のセントルシアに生まれる。白人と黒人の混血という立場から,ヨーロッパ文化の伝統と西インドの文化的独自性との間の葛藤を主題にした作品を書き続けている。カリブ海を舞台にした神話的長編叙事詩《オメロス》(1990年)が代表作。ほかに詩集《緑の夜に》(1962年),《幸運な旅人》(1982年),劇作品としては《モンキー山上の夢》(1971年)などがある。1992年ノーベル文学賞。
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ウォルコット
生年月日:1738年5月9日
イギリスの諷刺詩人
1819年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報