ウジュン・パンダン(読み)ウジュンパンダン

百科事典マイペディア 「ウジュン・パンダン」の意味・わかりやすい解説

ウジュン・パンダン

インドネシア中部,スラウェシ島南西端の港湾都市。南スラウェシ州の州都。旧名マカッサル古来東方の香料産地モルッカ諸島へ至る中継基地として商業が繁栄。住民はマカッサル人が多く,東インド諸島の商業・航海者として活躍した。港は近年改修されて大型船の出入もできる。スラウェシの政治・経済の中心。漁業も盛ん。17世紀初め,小国を束ねてゴワ王国が形成されたが,オランダの攻撃に敗れて1667年保護国となった。以後オランダによるインドネシア東部支配の拠点となった。大学,海軍基地がある。1999年,再びマカッサルに改称された。133万8663人(2010)。
→関連項目スラウェシ[島]

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウジュン・パンダン」の意味・わかりやすい解説

ウジュン・パンダン
うじゅんぱんだん
Ujung Pandang

インドネシア、スラウェシ(セレベス)島南西の港市マカッサルの1971~1999年までの名称地名は「パンダヌス樹の茂る岬」の意。

[編集部]

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