ウス(烏蘇)県(読み)ウス(英語表記)Usu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウス(烏蘇)県」の意味・わかりやすい解説

ウス(烏蘇)〔県〕
ウス
Usu

中国西北地方,シンチヤン (新疆) ウイグル (維吾爾) 自治区北西部,ターチョン (塔城) 地区の県。テンシャン (天山) 山脈北麓,ジュンガル (準 噶爾) 盆地の南西隅にあり,クイトゥン (奎屯) 川にのぞむ。中心をなすオアシスは,古くは天山北路の要地であった。クイトゥン川やスーコーシュー川から多数の用水路が引かれ,国営農場によってコムギトウモロコシワタ水稲などが栽培されている。漢族のほかウイグル族,カザフ族,モンゴル族,ホイ (回) 族などが住む。ウルムチ (烏魯木斉) 市から北方のアルタイ (阿勒泰) 地区,南方のイリ (伊犁) 地区に向う道路が分岐している。人口 16万 1958 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android