ウツボカビ(空穂黴)(読み)ウツボカビ(英語表記)Arcyria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウツボカビ(空穂黴)」の意味・わかりやすい解説

ウツボカビ(空穂黴)
ウツボカビ
Arcyria

変形菌類のアルキリア属につけられた和名。腐朽材などに発生する。日本産のものだけでも 17種記録されている。子実体球形から長円筒形,その高さは通常 1.5~3mm,まれに 4mmほどに達するものがある。子実体は成熟時,上部外皮がこわれて消失し,下部が杯状に残る。裸になった子実体は細かい網状の細毛体となり,その間に多数胞子を生じる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android