ウルソール酸(読み)ウルソールサン

化学辞典 第2版 「ウルソール酸」の解説

ウルソール酸
ウルソールサン
ursolic acid

3-hydroxy-12-ursen-28-oic acid.C30H48O3(456.68).ウルサン骨格をもつ五環式トリテルペン系カルボン酸.はじめツツジ科ウワウルシArctostaphylos uvaursiから単離されたが,リンゴサクランボなどの果実,葉のろう状物質などに広汎に存在している.融点288 ℃.+70°(クロロホルム).エタノール,熱酢酸に易溶,ほか有機溶媒に可溶,水,石油エーテルに不溶.[CAS 77-52-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android