エクレシア(英語表記)〈ラテン〉ecclesia

デジタル大辞泉 「エクレシア」の意味・読み・例文・類語

エクレシア(〈ラテン〉ecclesia)

教会聖堂天主堂エケレジヤ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のエクレシアの言及

【キリスト教美術】より

…各時代,各社会のキリスト教美術家たちは,この意味でそれぞれその時代の民衆の宗教生活に深く寄与すべき義務をもっていたわけであるが,彼らがすべてその義務を果たしたとはいえず,またその寄与のしかたも一様ではなかった。
[キリスト教建築]
 キリスト教の聖堂(教会)を意味するヨーロッパ各国語は,ギリシア語のエクレシアekklēsia(集会または集会所)およびキュリアコスkyriakos(神に属するもの)の二つに由来する。聖堂は信徒の集会所であるが,またそれは神の家でもある。…

【シナゴーグ】より

…初期シナゴーグ音楽のグレゴリオ聖歌への影響はとくに重要である。ユダヤ音楽【水野 信男】
[寓意表現]
 12世紀中ごろ以降,キリスト教会堂の装飾にシナゴーグ(ユダヤ教会)とエクレシアekklēsia,ecclesia(キリスト教会)を対比させた,寓意的女性像の表現があらわれる。通常シナゴーグはベールで目隠しをし,手には折れた槍を持つ。…

【民会】より

…アゴラは〈集まる〉という意味の動詞に由来する語で,民会の行われる場所もこの名で呼ばれた。ポリス成立後の市民総会はホメロスのアゴラの性格を継承し,アテナイではエクレシアekklēsia,スパルタではアペラapella,その他のドリス人ポリスではハリアhaliaまたはハリアイアhaliaia,デルフォイやテッサリアではアゴラと呼ばれた。王政・貴族政の時代には王や貴族の権力が強く,全市民の総会が定期的に開かれたかどうかは明らかでなく,開かれた場合も王や貴族の提案を聞くためであったようにみえる。…

※「エクレシア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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