エスエス製薬(読み)エスエスせいやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エスエス製薬」の意味・わかりやすい解説

エスエス製薬
エスエスせいやく

医薬品メーカー。明和2(1765)年白井正助により創業された漢薬本舗,美濃屋薬房を起源とし,1927年瓢箪屋薬房として設立。1929年ボランタリー・チェーン・システムを採用,1940年現社名に改称する。早くから採用されたボランタリー・チェーン・システムを基礎に,直販制度を展開。ドリンク剤ビタミンE剤,感冒剤を主力とする大衆薬を中心に製造,販売している。1996年ドイツのベーリンガーインゲルハイムと提携。2001年ベーリンガーインゲルハイムグループに入り,2010年完全子会社となる。2017年ベーリンガーインゲルハイムとフランスのサノフィの事業交換により,サノフィグループに入る。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「エスエス製薬」の解説

エスエス製薬

正式社名「エスエス製薬株式会社」。英文社名「SSP CO., LTD.」。製薬業。昭和2年(1927)「株式会社瓢簟屋薬房」設立。同15年(1940)現在の社名に変更。本社は東京都中央区日本橋浜町。大衆薬の大手。独ベーリンガーインゲルハイム傘下。ドリンク剤「エスカップ」が主力。東京証券取引所第1部旧上場。平成22年(2010)ベーリンガーインゲルハイムグループのTOBによる完全子会社化にともない上場廃止

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