エゾオオバコ(読み)えぞおおばこ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エゾオオバコ」の意味・わかりやすい解説

エゾオオバコ
えぞおおばこ / 蝦夷大葉子
[学] Plantago camtschatica Cham.

オオバコ科(APG分類:オオバコ科)の多年草。茎や葉に軟毛が多い。葉は長楕円(ちょうだえん)形で、基部はしだいに狭まり柄は短い。5~8月、白色の4弁花を密生する。種子は1果内に4個ある。北海道、本州九州のおもに日本海側の海岸砂地に生え、千島樺太(からふと)(サハリン)、オホーツク沿岸、朝鮮半島、中国などに分布する。

[高橋秀男 2021年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android