化学辞典 第2版 「エピマー」の解説
エピマー
エピマー
epimer
狭義には,糖のカルボニル基の隣りの不斉炭素原子(アルドースの場合は2位)に関する立体配置だけが異なる二つのジアステレオマーを,互いにエピマーという.たとえば,D-グルコースのエピマーはD-マンノース.広義には,不斉炭素原子が二つ以上存在する異性体のうち,一つの不斉炭素原子の立体配置だけが異なる二つのジアステレオマーもエピマーという.この場合,その不斉炭素原子の位置をつけて,たとえば,D-グルコースの4-エピマーはD-ガラクトースであるという.[別用語参照]エピマー化
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報