エラスムス大学ロッテルダム(読み)エラスムスだいがくロッテルダム

大学事典 の解説

エラスムス大学ロッテルダム[オランダ]
エラスムスだいがくロッテルダム

世界第3位の貨物取扱量を誇る港湾都市ロッテルダムにある。「人命財産(Health and Wealth)を守る」両分野,すなわち経済・経営学を中心とした社会科学と医学に秀でた国立大学。7学部を有する総合大学としての歴史は1973年からと浅いが,ノーベル経済学賞を受賞したティンバーゲン,J.(Jan Tinbergen, J.,1969年受賞)のほか,多くの首相経験者や経済界をリードする人物を前身オランダ経済高等専門学校時代から輩出してきた。大学名は,中世末期にこの地域から人文主義をひろめたことで有名なカトリック司祭エラスムス(Desiderius Erasmus)による。2009年から開発教育と国際協力研究で世界的に著名な国際社会科学研究所(ISS)所管アムステルダム大学アムステルダム自由大学との共同研究機関であるティンバーゲン研究所(オランダ)や,歴史学の拠点であるホイジンガ研究所(オランダ)がある。タイムズ誌の世界大学ランキング(2016/17年)では69位。
著者: 松浦真理

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android