エリトリナアルカロイド

化学辞典 第2版 「エリトリナアルカロイド」の解説

エリトリナアルカロイド
エリトリナアルカロイド
erythrina alkaloid

熱帯に産するマメ科Erythrina属に含まれるアルカロイド総称大部分がヒドロインドール構造を含むエリトリナン骨格を有している.A環が芳香核のエリソジン型のものと,まったく芳香族を含まないエレイトロイジン型のものに分けられ,前者を芳香族エリトリナアルカロイドとよぶことがある.芳香族エリトリナアルカロイドは,イソキノリンアルカロイドに分類されることもある.クラーレ様の麻ひ作用を有する.他科の植物より,B環が七員環のホモエリトリナン骨格をもつアルカロイドも見いだされている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android