オオシオカラトンボ(読み)おおしおからとんぼ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオシオカラトンボ」の意味・わかりやすい解説

オオシオカラトンボ
おおしおからとんぼ / 大塩辛蜻蛉
[学] Orthetrum triangulare melania

昆虫綱トンボ目トンボ科に属する昆虫。近縁シオカラトンボに似ているが、腹部が幅広く、雄は成熟すると体全体が蒼白(そうはく)粉に覆われる。雌はつねに麦藁(むぎわら)色である。日本列島には普通にみられ、台湾、中国南部まで分布する。幼虫池沼に育つが、都市内の小水域にも生息する。

朝比奈正二郎


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小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「オオシオカラトンボ」の解説

オオシオカラトンボ
学名:Orthetrum triangulae

種名 / オオシオカラトンボ
解説 / 池やぬま、湿地に発生します。
目名科名 / トンボ目|トンボ科
体の大きさ / 50~57mm
分布 / 北海道九州、南西諸島
成虫出現期 / 5~9月

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オオシオカラトンボ」の意味・わかりやすい解説

オオシオカラトンボ

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世界大百科事典(旧版)内のオオシオカラトンボの言及

【シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)】より

…南北アメリカにはこの属のものはいない。日本では,同属の種としては,シオヤトンボ,オオシオカラトンボ,ミヤジマトンボ,ハラボソトンボ,ホソミシオカラトンボ,コフキショウジョウトンボなどがあり,最後の3種は琉球諸島に見られる南方種,またシオヤトンボとオオシオカラトンボは種としては日本,中国,ヒマラヤ地方まで分布する。【朝比奈 正二郎】。…

※「オオシオカラトンボ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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