オキソ

化学辞典 第2版 「オキソ」の解説

オキソ
オキソ
oxo

カルボニル化合物を,水素化合物の酸素置換体として命名する場合の接頭語.例:3-オキソブタン酸CH3COCH2COOH.【】金属原子に対する陰イオン性配位子 O2-名称

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオキソの言及

【オキソ酸】より

…酸素を含む無機酸,すなわち酸素以外の非金属または金属原子に酸素(酸素原子の配位子名をオキソという)が配位した陰性成分を有する酸をいう。古くオキシ酸oxy‐acidあるいは酸素酸などといった。…

【カルボニル】より

…2個の炭化水素基が結合している場合はケトン基,水素が1個結合している場合はアルデヒド基という。接頭語となるときはオキソoxo‐となる。【竹内 敬人】(2)一酸化炭素COの配位子名をカルボニルというが,転じてカルボニルの配位した金属カルボニルを単にカルボニルということもある。…

※「オキソ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android