オキナワハイネズ(読み)おきなわはいねず

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オキナワハイネズ」の意味・わかりやすい解説

オキナワハイネズ
おきなわはいねず / 沖縄這杜松
[学] Juniperus taxifolia Hook. et Arn. var. lutchuensis (Koidz.) Satake

ヒノキ科(分子系統に基づく分類:ヒノキ科)の常緑の針葉低木。別名オオシマハイネズ。幹はよく枝分れしてマット状に広がる。葉は針状で先はややとがる。葉の表面に中央脈がある点は小笠原(おがさわら)にある基本種シマムロに似るが、シマムロは幹は立ち上がり、マット状にはならない。球果球形紫黒色に熟す。房総半島から東海地方の海岸および九州南部から沖縄の海岸に広く分布する。木は海岸砂防用、庭木とされる。

[林 弥栄 2018年6月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android