オクトピン

化学辞典 第2版 「オクトピン」の解説

オクトピン
オクトピン
octopine

N-(1-carboxyethyl)-L-arginine.C9H18N4O4(246.27).軟体動物,とくにイカタコ,ホタテ貝などの触手筋肉に多く含まれるアミノ酸.L-(-)-2-ブロモプロピオン酸をL-アルギニンに縮合させて合成される.融点261~264 ℃.+20.94°(水).熱水に易溶,エタノール,エーテルに不溶.嫌気的解糖反応系で,オピンデヒドロゲナーゼによりL-アルギニンとピルビン酸から生合成される.[CAS 34522-32-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android