オクリカンキリ

デジタル大辞泉 「オクリカンキリ」の意味・読み・例文・類語

オクリ‐カンキリ(〈ラテン〉oculi cancri)

カニの目の意》ザリガニ類の胃石いせき。胃内に2個ある。蘭方利尿剤眼病薬に用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「オクリカンキリ」の意味・読み・例文・類語

オクリ‐カンキリ

〘名〙 (oculi cancri 元来は「カニの目」の意) ザリガニの胃の中にある胃石古称。胃石は石灰質で、食物を砕く働きをするものであるが、昔はこの胃石をとり出して、眼病の薬や利尿剤に用いていた。〔和漢三才図会(1712)〕

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