オゾナイザー

化学辞典 第2版 「オゾナイザー」の解説

オゾナイザー
オゾナイザー
ozonizer

オゾン発生器ともいう.無声放電によりオゾンを発生させる装置.オゾンは化学的方法,電解法,紫外線法,無声放電法などで生成させることができるが,工業的なオゾン生成方法としては,現在のところ無声放電に限られ,これによる装置を通常,オゾナイザーという.放電管形状は,平板型と円筒型の2種類に分けられ,円筒型のほうは,最初の考案者E.V. von Siemensの名をとり,ジーメンス管とよばれることもある.図のように2重のガラス管からなり,間げきは通常数 cm,内管には内側に,外管は外側スズはくなどを張って,高圧トランスを用いてガラス間げきに無声放電を起こさせてオゾンを発生させる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android