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オラトリオ 【オラトリオ】

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世界大百科事典 第2版の解説

オラトリオ【oratorio[イタリア]】 

〈祈禱所〉の意。音楽用語としては,宗教的または道徳的内容を持つ劇的物語独唱合唱管弦楽のために作曲した作品をさす。厳格典礼音楽に対する,自由祈り音楽名称として用いられたらしい。その起源は,フィリッポ・ネリによって祈禱所(オラトリオ会)での宗教的会合で使われた音楽で,これに17世紀初頭の劇音楽の様式が加わりオラトリオが生まれたと思われる。まずローマラテン語によるオラトリオとイタリア語オラトリオが生まれる。


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大辞林 第三版の解説

オラトリオ【oratorio
 
〔祈禱所の意〕
一般に宗教的内容をもつ長い物語を,独唱・合唱・管弦楽のために劇風に構成した作品。普通は舞台装置や衣装,演技などを伴わずに演奏する。一七世紀イタリアに発生し,一八世紀イギリス・ドイツで芸術的頂点に達した。ヘンデルの「メサイア」,ハイドンの「天地創造」などが有名。聖譚曲(せいたんきよく)。


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百科事典マイペディアの解説

オラトリオ

宗教的な題材による歌詞をもち,独唱,重唱,合唱,管弦楽のための総合的で大規模な音楽作品。オペラと違って所作衣装舞台装置を伴わない。この名称は,16世紀後半にローマでフィリッポ・ネリ〔1515-1595〕が祈祷(きとう)のための場所(オラトリオ)での礼拝にこの種の音楽を用いたことによる。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オラトリオ
oratorio

宗教的,道徳的題材による,動作背景,衣装を伴わない叙事楽曲。独唱,合唱,管弦楽から成るが,合唱に重点が置かれる。中世の典礼劇,神秘劇に源を発し,16世紀なかばローマの教会の祈祷所 (オラトリウム) における集会で,聖フィリッポ・ネリが創始

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。


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デジタル大辞泉の解説

オラトリオ 【(イタリア)oratorio】
 
《祈祷所(きとうしょ)の意》宗教的な題材をもとに、独唱・合唱・管弦楽から構成される大規模な楽曲。オペラとは異なり、演技を伴わない。ヘンデルの「メサイア」、ハイドンの「天地創造」などが有名聖譚曲(せいたんきょく)

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世界大百科事典内のオラトリオの言及

【イタリア演劇】より

[ルネサンス以前]
 イタリア演劇の発生的形態は,12世紀から13世紀にかけて中部イタリアを中心に歌われたり,演じられたラウダlauda(神をたたえる歌)であるとされているが,それはかならずしも演劇ばかりではなく,オラトリオやオペラの起源でもある。このラウダの作者や演じ手は,主として〈兄弟団〉といわれる宗教組織に属する聖職者たちであった。…
【イタリア音楽】より
… またこの時代には,オペラの独唱場面に近いような構成のカンタータや,1場景だけのオペラともいえるセレナータなども多く作られた。聖書の物語を劇風に扱ったオラトリオも作られた。オラトリオは一般に上演されなかったので,レチタティーボによる語り手の置かれるのが普通だった。…
【キリスト教音楽】より
…ただし,他の宗教にも数多くの宗派宗旨があるように,キリスト教にも,カトリックとプロテスタントの二大教会の別があり,それぞれの内部に数多くの教派があって,音楽的伝統も一様ではない。芸術的に見た場合,それらの中でとくに重要なのは,パレストリーナやベートーベンのミサ曲によって代表されるローマ・カトリック教会,バッハのカンタータや受難曲によって代表されるルター派のドイツ福音主義教会,パーセルのアンセムやヘンデルのオラトリオによって代表される英国国教会,ボルトニャンスキーの教会コンチェルトによって代表されるロシア正教会などである。 イエス・キリストの生涯を書き記した新約聖書の福音書には,ただ1ヵ所だけ音楽に言及した個所がある。…
【バロック音楽】より
…それに対してバロック音楽は,異質的・対極的なものの緊張をはらんだ結びつけによって動的・劇的表現に向かった。これは,絵画における明暗の対比やダイナミックな表現と軌を一にするもので,声楽曲の分野ではオペラやオラトリオなどの劇音楽の形式を生み,器楽曲の分野ではコンチェルト(協奏曲)やトッカータ,ファンタジア(幻想曲)のような形式の成立を促した。具体的な表現手段に目を注ぐなら,本来異質的な響きのメディアである声と楽器の結合,二重合唱における明と暗の音色的対比,独奏(唱)と合奏(唱)の機能上の対比,強と弱(ディナーミク)の音響レベルの対置,抒情的アリアと言葉に重点をおいたレチタティーボの対比,拍節感の強い部分と無拍節の部分の併置などが挙げられるが,これらの諸要素はしばしば手を携えて芸術的な効果をあげてゆくのである。…
※「オラトリオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


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オラトリオに近い言葉→オラトリオ会|オペラ・オラトリオ|《クリスマス・オラトリオ》|フランス・オラトリオ会|イタリア・オラトリオ会|受難オラトリオ|クリスマス・オラトリオ|オラトリオ風受難曲|ワリオランド|ワリオランドシェイク

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