オリンダ歴史地区(読み)オリンダれきしちく

世界遺産詳解 「オリンダ歴史地区」の解説

オリンダれきしちく【オリンダ歴史地区】

1982年に登録されたブラジルの世界遺産(文化遺産)で、ペルナンブーコ州北東部の州都レシフェの北東に位置し、長年、砂糖産業を中心に繁栄した。ブラジル最初のポルトガル植民地オリンダというい地名はポルトガル人が1537年に町を建設した際、丘からの眺めを「オーリンダ(なんと、美しい)」と感嘆したことに由来する。1630年、オランダ人により破壊され、カルモ旧修道院付属聖堂など以外は、16世紀の建造物はほとんど失われてしまった。オランダの支配後は再びポルトガル領となり、町は再建された。ポルトガル、オランダ両様式のミゼルコルジア教会やブラジル・バロック様式サン・フランシスコ修道院、サン・ベント修道院などが残されている。◇英名はHistoric Centre of the Town of Olinda

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android