デジタル大辞泉
「オン」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
オン
①
電気、
ガスなどのスイッチを点ずる(入れる)こと。
点灯。また、その結果、機械が操作中のこと。⇔
オフ。
※
抱擁家族(1965)〈
小島信夫〉四「俊介はスウィッチをオンにしながら、わめいた」
② (━する) ゴルフで、ボールがグリーンにのること。「ワンオン」「ツーオン」などという。
※東京の孤独(1959)〈
井上友一郎〉ナイス・ショット「これで、首尾よくオンしてくれたら、スリーオンや」
③ …の上に、…に接して、の意。他の語と複合して用いられる。「
オンライン」「オン・ザ・ロック」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
オン
On; Hēliopolis
古代エジプトの都市。ギリシア名ヘリオポリス。カイロの北東 11km,マタリアの近くに位置する。現テルフスン。第1王朝時代 (前 3100頃~2890頃) から太陽神レー (ラー) 崇拝の首座として,宗教上重要な役割を果したが,特に第5王朝 (前 2494頃~2345頃) においては,オンの神官職が台頭し,オン神学は王権と結びつき太陽神レーに対する国家的祭儀が王朝全体を支配した。この時代の王たちは「太陽の子」という称号を用いた。伝説によればプラトンらも遊学したとされる。セソストリス1世のオベリスクが現存する。
オン
on
ギリシア語で「ある」「あるもの」を意味し,「有」「存在」などと訳される。プラトンは「真の有」 ontōs on (→オントス・オン ) がイデアであるとし,アリストテレスは,「存在である限りの存在者」 on hē onを扱うのが哲学であるといった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報