オーシスト(その他表記)oocyst

デジタル大辞泉 「オーシスト」の意味・読み・例文・類語

オーシスト(oocyst)

原虫生活環における、接合子被膜などに覆われた状態休止状態にあるが、宿主に取り入れられると増殖を始める。接合子嚢しのう胞嚢体ほうのうたい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のオーシストの言及

【コクシジウム症】より

…雛では腎コクシジウム症もあらわれ,濃厚感染すると貧血,食欲不振,腹水の貯留がみられ,腎臓の腫張が明りょうとなる。本症の診断は糞便(ふんべん)の検査により,オーシストoocyst(接合子囊)を検出するのが最も簡単で確実な方法である。濃厚感染した場合ウシではオーシストがまったくみられないことがあるが,この場合は粘液,粘血を採集して,メロゾイトmerozoiteがいるかどうかを確かめる。…

※「オーシスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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