オーセル(読み)おーせる(英語表記)Auxerre

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オーセル」の意味・わかりやすい解説

オーセル
おーせる
Auxerre

フランス中東部、ブルゴーニュ低地、ヨンヌ県の県都。パリの南東162キロメートル、ヨンヌ川河畔にある。人口3万7790(1999)。13~16世紀建立のサンテティエンヌ寺院は、有名なゴシック建築の一つである。サン・ジェルマンとサン・ピエールの2教会も注目に値する。大学や博物館、植物園もある。ワイン産地であるほか、機械織物皮革などの工業が行われる。ローマ人のガリア侵略以前から繁栄した。フランク王クロービスがローマ人を追い払い、のちにブルゴーニュのフランス公領の一部となる。1476年フランスに併合された。

[大嶽幸彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android