オーティス(James Otis)(読み)おーてぃす(英語表記)James Otis

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

オーティス(James Otis)
おーてぃす
James Otis
(1725―1783)

アメリカ独立革命初期の指導者。1761年にイギリス政府の臨検令状による貿易統制政策に反対する訴訟で名をあげ、植民地人の権利擁護のため論陣を張り、65年の印紙税法会議では指導的役割を演じ、68年のタウンゼンド諸法に反対して不買同盟結成に尽力した。一方、マサチューセッツ植民地の内政主導権をめぐって、オーティス一族を代表してトーマス・ハッチンソン一派に対抗した。69年、国王官吏との争論中に倒れ、以後政界から退いた。

[富田虎男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android