オープンスカイ条約(読み)オープンスカイジョウヤク

デジタル大辞泉 「オープンスカイ条約」の意味・読み・例文・類語

オープンスカイ‐じょうやく〔‐デウヤク〕【オープンスカイ条約】

Treaty of Open Skies領空開放条約。1992年3月に北大西洋条約機構NATO)と旧ワルシャワ条約機構の加盟国、計24か国が調印した条約。締約国は軍事地域を含む全領土について、制限外の兵器保有や奇襲のための兵力集結などが行われていないかどうか、航空機による空からの査察を受けるために領空を開放するというもの。

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共同通信ニュース用語解説 「オープンスカイ条約」の解説

オープンスカイ(領空開放)条約

各国軍備透明性を向上し信頼醸成を図るため、非武装の航空機による相互監視を保障した条約。1992年3月に北大西洋条約機構(NATO)と旧ソ連の軍事同盟、旧ワルシャワ条約機構の加盟国間で調印され、2002年1月に発効した。米国を含め、ロシアや欧州諸国など34カ国が加盟していた。加盟国は72時間前に通告し、各国の施設の航空写真を撮影することなどが可能になる。得た情報は他の加盟国も入手できる。(ワシントン共同)

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