カイチュウ(回虫)(読み)カイチュウ

百科事典マイペディア 「カイチュウ(回虫)」の意味・わかりやすい解説

カイチュウ(回虫)【カイチュウ】

世界に広く分布する線虫に属する寄生虫で,一般に小児がかかる率が高い。雄14〜30cm,雌20〜35cmで人体腸内寄生線虫のうち最大。糞便(ふんべん)中の卵が野菜やほこりによって経口感染する。消化系障害や時に異所迷入による症状を呈する。駆虫剤としてかつてはサントニンカイニン酸などが用いられたが,現在はピランテルパモエートなどを用いる。
→関連項目カイニン酸寄生虫駆虫薬センチュウ(線虫)

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