カイラス[山脈](読み)カイラス

百科事典マイペディア 「カイラス[山脈]」の意味・わかりやすい解説

カイラス[山脈]【カイラス】

漢字では岡底斯。ガンディセ山脈ともいう。チベット自治区南西部ヒマラヤ山脈と並行して走り,ヤルンズアンボ川ブラマプトラ川)と北チベット高原の内陸水系の分水嶺をなす。全長1500km。主峰はロボ峰(7095m)。西部にラマ教チベット仏教)とヒンドゥー教の聖山カンリンボチェ(カイラス)峰(6638m)がある。近くの聖なる湖マパムヤムツォ(マーナサローワル湖)とともに一帯はヒンドゥー教の聖地となっており,毎年インドなどから巡礼が訪れている。
→関連項目ガルヤルサ獅泉河ニエンチェン・タンラ[山脈]梅里雪山ヒマラヤ[山脈]

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