カズビーニー(読み)かずびーにー(英語表記)Muammad Qazvīnī

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カズビーニー」の意味・わかりやすい解説

カズビーニー
かずびーにー
Muammad Qazvīnī
(1877―1949)

イラン文学者テヘランに生まれる。1904年に渡英、その後三十数年イギリス、フランスドイツにとどまり、西欧東洋学者と協力してペルシア古典文学の写本研究に打ち込み、多くの写本を校訂、出版して東洋学に大きく貢献した。イランに帰国後、文献学的方法論を導入し、イランにおけるイラン学基礎を確立した。主要著作には『カズビーニーの20論文』『カズビーニー覚え書』などがある。

[黒柳恒男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android