世界大百科事典(旧版)内のカチャーシイの言及
【沖縄[県]】より
…江戸時代,八重山在勤の士族間で行われた能囃子が,石垣島に大胴(おおどう)(大鼓)・小胴(こどう)(小鼓)の名で残っているのも珍しい。なお沖縄島で昔村の男女が月明りの晩などにうたい踊ったという毛遊びの風習は絶えたが,人々が集まればカチャーシイとよぶ三線の早弾きにのって,即興の手ぶり足ぶりで踊る習慣は今も生きている。【三隅 治雄】
【先史時代の沖縄】
琉球諸島で現在知られている最古の人類は,那覇市山下町出土の山下洞人で,炭素14法の年代によると約3万2000年前にさかのぼり,具志頭村発見の港川人とともに東アジアにおける確実な洪積世人類として重要な意義をもつといわれる。…
※「カチャーシイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」