カッシニ

百科事典マイペディア 「カッシニ」の意味・わかりやすい解説

カッシニ

イタリア天文学者,後フランス帰化。1650年ボローニャ大学教授。1669年ルイ14世に招かれパリ天文台初代台長となる。木星火星自転周期測定土星の環の空隙(くうげき)(カッシニの空隙)と4個の衛星を発見,月の自転に関するカッシニの三法則を確立,火星・太陽の距離を算出するなど多くの業績をあげた。カッシニ一族は彼から4代,1世紀余にわたりパリ天文台長を継承した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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