カット・グラス(読み)カットグラス

百科事典マイペディア 「カット・グラス」の意味・わかりやすい解説

カット・グラス

屈折率が高く,輝きがあるガラス稜角をもった溝を切り込んで模様をつけ,屈折,反射によって装飾効果をもたせたガラス。ローマ時代に完成されたといわれ,18世紀英国で技法が改良された。高級ガラス食器,装飾品などに使用日本には江戸時代に伝来し,切子(きりこ)ガラスと呼ばれた。江戸切子薩摩切子が代表的。
→関連項目ガラス工芸

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