カナダ国立バレエ団(読み)カナダこくりつバレエだん(英語表記)Canadian National Ballet Company

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カナダ国立バレエ団」の意味・わかりやすい解説

カナダ国立バレエ団
カナダこくりつバレエだん
Canadian National Ballet Company

C.フランカによって 1951年創設されたカナダバレエ団。ロイヤル・バレエ団をモデルとし,イギリス・バレエの影響が色濃い。第1回の公演をトロントで催し,53年にはアメリカ公演を行うほどに成長した。古典バレエの『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ジゼル』などとともに S.ディアギレフバレエ・リュスの遺産である『ばらの精』『カルナバル』『牧神の午後』を加え,さらに A.チューダーのモダン・バレエ『暗い悲歌』『ライラック・ガーデン』などのほか,J.キリアンらによる新作も加えて豊かなレパートリーを誇る。 70年の大阪万国博覧会に初来日し,J.クランコの『ロミオとジュリエット』,G.バランシンの『コンセルト・バロッコ』などを上演した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「カナダ国立バレエ団」の解説

カナダ国立バレエ団

カナダのトロントを拠点とするバレエ団。1951年に設立歴代芸術監督はセリカ・フランカ、アレクサンダー・グラント、カレン・カインなど。ルドルフヌレエフが手掛けた「眠れる森の美女」が広く知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android