カニツリグサ(蟹釣草)(読み)カニツリグサ(英語表記)Trisetum bifidum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カニツリグサ(蟹釣草)」の意味・わかりやすい解説

カニツリグサ(蟹釣草)
カニツリグサ
Trisetum bifidum

イネ科の多年草。日本全土および中国朝鮮半島台湾に分布し,路傍草地に自生している。高さは 40~80cmで,葉は線形をなし比較的短い。茎は立上がって葉鞘のある葉が互生し,茎の頂端に花穂をつける。多数小穂から成り,小穂は数花が平らに集っている。長い芒 (のぎ) がある。花は白緑色,ときに紫色を帯びるが,のちに黄褐色となる。

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