カネツキ免遺跡(読み)かねつきめんいせき

日本歴史地名大系 「カネツキ免遺跡」の解説

カネツキ免遺跡
かねつきめんいせき

[現在地名]仁多町郡村 カネツキ免

三成みなりから北東方向へ四、五キロ離れた郡村こおりむらの狭い谷間に所在する奈良時代の遺跡。標高は三三二メートル。昭和五七年(一九八二)仁多町教育委員会により小範囲の発掘調査が実施された。遺構は確認されなかったが、須恵器の坏・蓋・高坏・壺・甕、土師器の坏・器台・壺、竈、装飾付きの大型円面硯、転用硯、棒のつく人形の頭部、曲げ物・杓文字などの木製品、製塩土器など多数の遺物が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android