日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 カバリエリ(Emilio de' Cavalieri)かばりえりEmilio de' Cavalieri(1550ころ―1602) イタリアの作曲家。ローマの芸術愛好貴族の家に生まれ、1588年メディチ家の芸術顧問としてフィレンツェに招かれる。外交官としても活躍し、しばしばローマに派遣される。1600年2月ローマのオラトリオ会祈祷(きとう)所で上演された寓意(ぐうい)劇『霊と肉体の劇』は、モノディ様式で書かれ、宗教的題材のオペラあるいはオラトリオの最初の例として評価されている。02年3月11日、生地ローマで没した。[樋口隆一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例