カフジ=ビエガ国立公園(読み)カフジ=ビエガこくりつこうえん(英語表記)Kahuzi-Biega National Park

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カフジ=ビエガ国立公園」の意味・わかりやすい解説

カフジ=ビエガ国立公園
カフジ=ビエガこくりつこうえん
Kahuzi-Biega National Park

コンゴ民主共和国東部,ルワンダに隣接する国立公園。面積約 6000km2。 1970年指定。キブ湖の西側に位置し,カフジ山とビエガ山を中心に広がる熱帯雨林地帯に属す。豊かな自然に恵まれ,多種多様な動植物宝庫であるが,高さ 12mにも達する竹林が点在するのが特色。また,コンゴ民主共和国東部にのみ生息するヒガシローランドゴリラマウンテンゴリラの保護地となっていることでも知られる。 1980年世界遺産の自然遺産に登録。近隣からの難民流入や密猟,国内経済の不況から公園の管理保全がずさんになり,マウンテンゴリラの生息に悪影響を及ぼしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android