カメラ・アイ(読み)かめらあい

世界大百科事典(旧版)内のカメラ・アイの言及

【U.S.A.】より

…20世紀初頭から大不況が始まるまでの30年間のアメリカの姿を,モダニズムの実験的手法で描く。男女6名ずつの物語が総計52に分断され,その間に(1)時代背景を暗示する新聞記事の断片や流行歌の一節をコラージュした68の〈ニューズリール〉,(2)社会情勢と作者との関係を示すため,自身の体験を意識の流れ風に描く51の〈カメラ・アイ〉,(3)有名人27名の散文詩体の伝記,が挿入されている。登場人物は巨大な社会機構におしつぶされて不幸な運命をたどり,社会自体も資本主義体制の矛盾を露呈していく。…

※「カメラ・アイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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