カラジャス山地(読み)カラジャスさんち(英語表記)Serra dos Carajás

改訂新版 世界大百科事典 「カラジャス山地」の意味・わかりやすい解説

カラジャス山地 (カラジャスさんち)
Serra dos Carajás

ブラジルのアマゾン川河口から南西550kmに位置し,標高500mの山地。1967年鉄鉱石埋蔵量約174億tで世界最大規模)が発見されたほか,マンガン,ボーキサイト等の非鉄金属の存在も確認されている。N4EやN4W等の鉱区からなり,86年から鉄鉱石の本格生産が開始された。97年に民営化予定の国営企業リオドセ社北部システムの主力鉱山として95年実績で4320万tの鉄鉱石生産が行われた。なお同鉱山は,積出港のポンタ・デ・マデイラと約900kmに及ぶ鉄道で結ばれている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android