カロライン[アンスバハ](英語表記)Caroline of Ansbach; Wilhelmina Carolina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

カロライン[アンスバハ]
Caroline of Ansbach; Wilhelmina Carolina

[生]1683.3.1. アンスバハ
[没]1738.11.20. ロンドン
イギリス王ジョージ2世の妃。キャロラインとも表記される。ドイツのブランデンブルク・アンスバハ辺境伯ヨハン・フリードリヒの娘。新教徒のゆえに二,三のドイツ諸侯家との縁談破談になった末,1705年ハノーバー家のジョージと結婚。 14年義父がジョージ1世としてイギリス王位を継いだため,同年皇太子妃として夫とともに渡英。 27年夫の即位により王妃になった。 R.ウォルポールを積極的に支持し,夫の不在中は摂政をつとめ,文化を保護し,宗教的には寛容支持者で,よく夫を助けたが,長男フレデリック・ルイスとは疎遠であった。

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