カワラタケ(瓦茸)(読み)カワラタケ(英語表記)Coriolus versicolor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カワラタケ(瓦茸)」の意味・わかりやすい解説

カワラタケ(瓦茸)
カワラタケ
Coriolus versicolor

担子菌類ヒダナシタケ目サルノコシカケ科のキノコクモタケ (雲茸) の名もある。子実体半円形で,多数折重なって群生するさまが瓦をふいたようにみえ,また雲が重なったようにみえるので,それぞれの名がつけられた。最も普通にいろいろの枯れた材に側生する。柄はない。半径1~5cm,厚さ1~2mm。傘の表面は白色黄褐色暗褐色灰色黒色などいろいろになる。上面にはしばしば輪紋がみられる。胞子無色木材の白腐れ病を起す害菌である。汎世界的に分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android