カンダハール州(読み)カンダハール(英語表記)Qandahār

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンダハール州」の意味・わかりやすい解説

カンダハール〔州〕
カンダハール
Qandahār

アフガニスタン南部の州。州都カンダハール。東と南はパキスタンとの国境に接する。南部は平坦な砂漠,北部は山岳地帯で,住民はアルガンダーブ川,タルナク川,アルガスターン川に灌漑される山麓オアシスの農業地域に集中している。コムギなどの穀物羊毛,果物を産する。また,カンダハール市からパキスタンのクウェッタにいたるハイウェーによって貿易が行われている。なお,金,準宝石の産出もある。おもな住民はアフガン人のドゥラーニー族とギルザーイ族。面積4万 7666km2。人口約 57万。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android