カールズバッド洞窟群国立公園(読み)カールズバッドドウクツグンコクリツコウエン

デジタル大辞泉 の解説

カールズバッドどうくつぐん‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【カールズバッド洞窟群国立公園】

Carlsbad Caverns National Park》米国ニューメキシコ州南東部にある国立公園。1930年設立。グアダループ山脈東麓チワワ砂漠に位置する。石灰岩浸食によってできた大規模な洞窟群があり、様々な形状つらら石筍せきじゅんなどが見られる。メキシコから渡ってくるコウモリの繁殖地としても知られる。1995年、世界遺産自然遺産)に登録された。カールズバッドキャバーンズ国立公園

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世界遺産詳解 の解説

カールズバッドどうくつぐんこくりつこうえん【カールズバッド洞窟群国立公園】

1995年に登録された世界遺産(自然遺産)。ニューメキシコ州南東部のグアダループ山脈の東麓にある、石灰岩の大洞窟や鍾乳洞を中心とするアメリカの国立公園。面積は189km2で、二畳紀の化石礁のあるカールズバッド洞窟と多数の他の洞窟の数は81、総延長は45kmに達する。地下229mにあるレチュギア・ケイブは、「ビッグルーム」の名で親しまれ、全米最深で世界でも最大規模といわれる。洞窟内には、多数のメキシココウモリが生息する。こうした貴重な自然を守るため、世界遺産に登録された。◇英名はCarlsbad Caverns National Park。カールズバッドは「カール大帝湯治場」の意。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報