カーロール鉱(データノート)(読み)かーろーるこうでーたのーと

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

カーロール鉱(データノート)
かーろーるこうでーたのーと

カーロール鉱
 英名    carrollite
 化学式   CuCo2S4。理想式に一致するものはないが,(Cu,Co)Co2S4で括弧内のCu:Co~7:3程度のものが知られている
 少量成分  Ni, Fe
 結晶系   等軸
 硬度    4.5~5.5。ビッカース硬度から計算すると5.5が得られる
 比重    4.83
 色     鋼灰。錆びると赤味を帯び,その後銅鉱物特有の虹色が出てくる。ただこの錆びの色は共存鉱物にもよるらしい
 光沢    金属
 条痕    灰黒
 劈開    無
       (「劈開」の項目参照

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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